「上級国民が獲っただけ」と言いたくなる夜に思うこと

金獲得の某国女子選手に渦巻く“嫉妬”
超高級住宅育ち判明の17歳になぜか非難噴出
「上級国民が獲っただけ」
「エリート教育と手厚い支援を受けた結果にすぎない」
「かつてのハングリー精神で武装した選手たちの成功ほどの感動しない」

メダル獲得直後は
「感動のメダル獲得!スーパーヒロイン爆誕!」
やったのに。

数日後、熱が冷めたら
「上級国民が獲っただけ」。
と手のひら返しや…

なんでそないな気持ちの変化が訪れたのか観察してみたい。


嫉妬は醜い。そらそうや。

17歳で世界の頂点。
そら努力もしたやろう。
血のにじむ練習もしたやろう。

ワイなんか17歳の頃、
家でゲームしながら、屁こいて寝てただけの記憶しかない。

ヒマタロウ
ヒマタロウ

今と同じや。

嫉妬は醜い。
それは間違いない。

でもな。


ほんまにそれだけなんやろか?

「上級国民が獲っただけ」

この言葉、乱暴や。
品もない。
感じも悪い。

でもな、その裏にある感情は
単なる嫉妬というより

“希望の減少”への違和感ちゃうか?


スポーツはいつから資本戦になったんや

野球しかり、陸上しかり、ボクシングしかり、バスケしかり。

昔は――という言い方をすると老害やけど――

・貧乏な家の子が
・雑草みたいに育って
・根性でのし上がる

そんな物語があった。

ヒマタロウ
ヒマタロウ

ワイが好きなボクシングなんかもそうやな。
家庭環境がよくない、または苦労人らによる成り上がり成功例もおおかった。

今はどうや。

・幼少期から専属コーチ
・栄養管理
・海外遠征
・データ分析
・メンタルトレーナー

才能+努力+資本。

もう根性・努力だけでは無理ゲー。

ヒマタロウ
ヒマタロウ

サッカー・野球とか、才能に目を付けられて、環境を与えられる例はあるけど、とびきりの才能と運があってこそやからな。


「持ってる人間」に最適化され、成り上がりの道はどんどん細なってる

スポーツだけやない。

研究も、音楽も、芸術も、ビジネスも。

スタート地点が違う。
アクセルの踏み込みも違う。

環境が良ければ、努力の効率も上がる。
効率が上がれば、成果も出やすい。

そして成果が出れば、さらに支援が集まる。

資本の複利。

うまいこといくやつは、よりうまいこと成り上がっていく

幸せになるやつは、より幸せになっていく

アカンやつは、よりアカンことになっていく…

今や、誰もが知っとる幸せ方程式や。


YouTubeやSNSにしてもそうや。

「ネットで成り上がる幻想」については
この20年で一番といっていいほど、みなに夢与えてきたんちゃうかな?

昔はこう言われとった。

「スマホ1台あれば逆転できる時代!」
「好きな事で生きよう!」
「誰でも有名人になれる!」

せやけど今はどうや。

・賢い頭脳・発想力
・なにかしら人間的魅力
・編集スキル
・高性能機材
・人脈
・アルゴリズム研究
・分析ツール
・炎上耐性
・時間的余裕

「誰でもできる」はずの世界が、
気づけば重装備前提になっとる。


フォロワーを増やすにも、

・すでに影響力のある人と絡めるか
・広告費を回せるか
・バズる仕掛けを作れるか

結局、「持ってる人間」が
より有利に走れる設計になっとる。

努力が無駄とは言わん。

でもな、

努力を続けられる余裕そのものが資本なんよ。

生活がカツカツの人間に
「毎日発信しろ」「継続が力や」と言うのは簡単や。

ワイは今日の昼メシで迷っとるレベルやぞ。


昔は

・スポーツで一発
・芸能で一発
・起業で一発

みたいな「どこかに突破口がある感」があった。

今はその突破口が、
少しずつ、静かに、確実に狭まっとる気がする。

成り上がる手段が減るというより、

参加コストが上がり続けとる。

これがきつい。

嫉妬やない。

「もう自分の番は来ないのでは?」
という静かな絶望や。

嫉妬か? それとも…

「上級国民が獲っただけ」

これを嫉妬と切り捨てるのは簡単や。

でも本音はこうちゃうか。

もう、貧乏人が自力で成り上がる物語が見えにくい。

これがきついんやと思う。

夢がある社会と、
夢が“資本付き”の社会は、
似てるようで全然違う。


それでええんやろか?

もちろん、金持ちの子が成功するのは悪ちゃう。
努力もしてるやろうし、才能もあるやろう。

問題はそこやない。

問題は、

入口がどれだけ開かれているか。

貧乏でも挑戦できる道が
本当に残っているのか。

そこが見えにくいから、
「嫉妬」という言葉で噴き出す。


「愚痴をゆうな!妬むな!」そう言われるのは承知しとる

こんなことを書いたところで、どうせ言われるのは分かっとる。

「愚痴を言うな。チャンスはそこら中に転がってる」
「掴めなかったのは自分の責任やろ」
「成功者はやるべきことをやっただけ。妬むな」

はい正論。
その通りなんやろう。

ワイがポンコツなのも事実や。
努力が足りんかったと言われれば、反論もできへん。

でもな。

だからといって、
構造の話をすることまで封じられるのは違うやろ、と思うんや。

成功者を引きずり下ろしたいわけやない。
努力を否定したいわけでもない。

ただ、

「チャンスは平等に転がっているのか?」
「拾える位置に立てる人はどれだけおるんや?」

そういう現実を観察しとるだけや。

これを口に出すと、
すぐ“嫉妬”とか“負け犬の遠吠え”とか言われる。

まぁ、見た目は醜い話や。
夢の邪魔をするノイズにも見えるやろ。

せやけどな、
社会がどう動いているかを直視するのは、
愚痴とはちょっと違う。

自分が負けてることを認めた上で、
「なんで負けやすい構造なんやろ」と考えること。

それくらいは許されてもええやろ。

ワイは革命家でも思想家でもない。
ただの生活費に追われるポンコツや。

せやからこそ、
綺麗事だけでは片付かん違和感を、
せめて文章にして残しとるだけや。

醜い?
上等や。

現実も、だいたい綺麗やない。


嫉妬の醜さより、希望の細さ

嫉妬は醜い。
でも希望が細くなると、人は荒れる。

成功物語は、
「自分にも可能性があるかもしれん」
という錯覚をくれるから尊い。

これからの時代、そんな錯覚を見れる人間は限られてくる、
社会がどんよりするのは目にみえてる。

ワイの部屋みたいに。


最後に

17歳の彼女を責める気はない。

でも、

「上級国民が獲っただけ」

と吐き捨てたくなる空気が生まれる社会構造は、
少し考えたほうがええんちゃうか。

嫉妬で片づける前に。

ワイは今日もカップ麺すすりながら、
夢の参加資格について考えとる。

ポンコツなりに。

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