なぜナマポ民は嫌われるのか?(討論形式)

議題テーマ①:「なぜナマポ民は嫌われるのか?」(健康で働けるナマポ民限定)

ヒマタロウ
ヒマタロウ

ワイは今回お休みや。

登場人物
ナマポ男(33):刺青あり・生活保護受給中・達観気味
サラリーマン(28):真面目・消耗気味
ギャル(17):直感型・適当だが本質を突く
パートのおばさん(40):家計ギリギリ・現実主義
皮肉AIロボット:感情ゼロで刺す役

ナマポ男・自己紹介

ワイ、30代前半のナマポ人間ですわ。
家なし、貯金なし、身内なし、仕事なし。
四重苦やけど、生活保護だけは驚くほど順調に継続中や。

若い頃は反社会組織におって、刺青もある。
そのおかげで、今の社会じゃ“働き口ゼロ人材”やな。
就職者向けの仕事も、簡単なバイトも一応やったで。
結果?――トラブル量産して即退場や。

今は役所に紹介されたアパートで、静かに暮らしとる。
子どもの頃から貧乏やったから、正直、今が人生で一番平和や。
彼女もおるしな。

ケースワーカーさんらも、
『この人、無理に動かしたら逆に危ない』って察してくれてる。
無理強いはされへん。お互い平和や。

世間体は最悪、孤独やし、
真似したい人もおらんやろ。
でも、余計な人間関係がないぶん、
ネットとゲームと本があれば、慣れたらここは天国や。

金なくてもな、
山登りも釣りもキャンプもできる。
楽しみ方は、意外と転がっとる。

結婚? 出世? やりがい?
要らん。
求めるから苦しいんや。
それが欲しい人“だけ”が働けばええ。

ワイみたいな人間には、
最低限のインカムと住む場所を与えて、
あとは放置するのが社会にとって一番効率ええと思っとる。

日本に労働力は必要や。
でも、奴隷確保は減らしたほうがええ。
無理に働かせて壊すより、
最初から外したほうが、犯罪も不安も嫉妬も減る。

ワイは社会の理想像ちゃう。
せやけど、社会の現実には、たぶん必要な存在やと思っとる。

以上や。

それでは討論開始!

◆ ナマポ男

「先に言うとくけど、ワイは嫌われとる自覚あるで。
でもな、嫌われるほど“迷惑”かけとるか言われたら、正直よう分からん」

◆ サラリーマン

「……正直に言います。
“ズルい”って思ってしまうんです」

◆ ナマポ男

「ほう」

◆ サラリーマン

「毎日満員電車で、上司に詰められて、
税金も保険料も取られて。
それで、働いてない人が“平和で幸せ”って言うのを聞くと……」

◆ AIロボット

「要約します。
“自分が我慢しているのに、我慢していない存在が許せない”
これは人類によく見られる感情です」

◆ ギャル

「え、でもさ。
嫌いって言う割に、ナマポの人に直接なんかされたわけじゃなくね?」

◆ パートのおばさん

「……それはそうなんだけどね」

少し黙る。

「私、時給1100円で立ち仕事してさ、
子どもに“ごめん、今月は無理”って言うこと多いのよ」

◆ ナマポ男

「……」

◆ パートのおばさん

「で、ネット見ると
“ナマポ最高、働かないのが勝ち”
なんて書いてあると、
頭じゃ分かってても、どうしても納得できないの。」

◆ AIロボット

「感情分析結果:
怒り50%、羨望30%、自己否定20%」

◆ ギャル

「要するにさ、
ナマポ民が嫌われてるんじゃなくて、
“自分が報われてない現実”が嫌なんじゃね?」

全員、少し黙る。

◆ サラリーマン

「……それ、否定できないです」

◆ ナマポ男

「ワイから言わせてもらうとやな」

少し間を置く。

「ナマポ民が嫌われる一番の理由は、
“働かなくても生きていける例”を見せてしまうからやと思う」

◆ AIロボット

「補足します。
社会は長らく
“働かない=生きられない”
という前提で成立していました」

◆ ナマポ男

「せやろ?
その前提が揺らぐ存在は、
制度より先に感情から排除される」

◆ パートのおばさん

「……でもさ、全員があなたみたいになったら、社会回らないわよ」

◆ ナマポ男

「せやから言うてるやん。
“なりたい人だけ”なればええって」

◆ ギャル

「適材適所ってやつ?」

◆ ナマポ男

「せや。
ワイみたいな人間は、
無理に働かせたらトラブル起こすだけや」

◆ AIロボット

「統計的にも、
“不適合労働”は生産性を下げ、
人間関係コストを増大させます」

◆ サラリーマン

「……じゃあ、
ナマポ民が嫌われるのは、
制度の問題というより……」

◆ ギャル

「感情の問題だね」

◆ ナマポ男

「もっと言うと、
“努力すれば報われる”って物語を信じたい人ほど、
ワイみたいなんが目障りになる」

◆ AIロボット

「皮肉ですが、
生活保護は“社会のセーフティネット”であると同時に、
“社会の矛盾を可視化する鏡”でもあります」

◆ パートのおばさん

「……嫌い、って言葉で片付けてたけど」

少し笑う。

「たぶん、怖かったのね。
“頑張らなくても生きていい世界”が」

◆ ナマポ男

「それを認めた瞬間、
今までの我慢が全部、無駄みたいに感じるからな」

◆ ギャル

「でもさ」

明るく言う。

「生き方なんて、複数あってよくね?」

◆ AIロボット

「結論を提示します。

ナマポ民が嫌われる理由は
・金の問題ではなく
・制度の問題でもなく
“他人の生き方が、自分の人生を問い直させるから”」

静かになる。

◆ ナマポ男

「まあ、嫌われてもええわ」

少し笑う。

「ワイはワイで、
静かに生きとるだけやから」


みなが納得しかかったところで、第二ラウンド!ここからが本番。

議論テーマ②
「じゃあ、本当にこのナマポ男を“許容できる”のか?」

空気は一度、和んだ。
せやけど、納得しかけた瞬間ほど、人は意地悪になる。

◆ サラリーマン(28)

「……正直に言っていいですか」

全員がうなずく。

「頭では理解しました。でも――
許せるかどうかは別です」

◆ ナマポ男

「ほう。どのへんが?」

◆ サラリーマン

「国の財源、限界ありますよね。
少子高齢化で、働く人は減ってる。
それで、元気そうな人が“働きません”って言うと」

一拍置いて。

「誰がそのツケ払うんだって、どうしても思う」

◆ パートのおばさん(40)

「それは私も同じ」

少し語気が強くなる。

「朝5時に起きて、
腰痛いの我慢して、
時給1100円で人に頭下げてる」

「その横で
“ナマポ最高、自由最高”
なんて言われたら……」

ため息。

「許せって言われても、感情が追いつかない」

◆ ギャル(17)

「うわ、急に重っ」

でも、真顔になる。

「でもさ、
“元気そうに見える”ってだけで、
働けって決めつけるのも雑じゃね?」

◆ サラリーマン

「いや、でも――
肉体労働でも、清掃でも、警備でも、
仕事はあるじゃないですか」

◆ ナマポ男

「出たな、“誰でもできる仕事論”」

◆ AIロボット

「補足します。
“誰でもできる仕事”は
“誰がやっても壊れる仕事”でもあります」

◆ ナマポ男

「ワイみたいなんを無理に現場に放り込んだらどうなるか」

指を折りながら。

「遅刻する
ミスる
人間関係こじらす
現場の空気悪なる
結局、管理コスト増える」

にやっと笑う。

「労働力やなくて、負債や」

◆ パートのおばさん

「……それでもよ」

静かに言う。

「“何もせず生きてる人”を
制度が支えてるって思うと、
どうしても不公平に感じるの」

◆ AIロボット

「人類は“公平”を好みますが、
実際には“納得できる不公平”しか許容しません」

◆ ギャル

「つまりさ」

指を立てる。

「“苦労してる自分”が報われない状態で、
“苦労してなさそうな他人”を見ると、
脳がバグるんでしょ?」

◆ サラリーマン

「……はい」

◆ ナマポ男

「せやから、ワイはこう思っとる」

少し毒を込めて。

「ナマポ民が許されへん社会は、
もう“余裕がない”って自己紹介しとるだけや」

◆ サラリーマン

「でも、全員許してたら、社会が崩れませんか?」

◆ ナマポ男

「崩れるんはな」

間を置く。

「“全員に同じ生き方を強制しようとする社会”や」

◆ AIロボット

「現在の議論を要約します。

・働く側は
 →『努力が踏みにじられる恐怖』
・ナマポ側は
 →『無理に適応させられる恐怖』」

◆ パートのおばさん

「……じゃあ、どうすりゃいいのよ」

◆ ナマポ男

「許さなくてええ」

全員が見る。

「無理に理解せんでええし、
好きにならんでええ」

「ただな」

少し声を落とす。

「憎むほど、人生の余白が削られる」

◆ ギャル

「うわ、それ名言っぽい」

◆ サラリーマン

「……正直、
今日の話聞いても、
まだモヤっとします」

◆ AIロボット

「それで正常です」

◆ ナマポ男

「せや。
この話、スッキリ終わったら逆に怖い」

肩をすくめる。

「社会ってのはな、
全員が納得した瞬間から、だいたいロクな方向いかん」

一瞬、沈黙。

◆ パートのおばさん

「……まあ」

苦笑する。

「許すかどうかは置いといて、
“簡単な話じゃない”ってのは分かったわ」

◆ ギャル

「うん。
白黒つける話じゃないね、これ」

◆ AIロボット(締め)

「結論を提示します。

ナマポ民は、
“許される存在”ではなく、
“社会が抱えてしまった問い”です。

答えが出ないから、
人は腹を立てるのです」

◆ ナマポ男(最後に)

「せやからまあ」

少し笑って。

「嫌われても生きとるし、
嫌いながら働いとる人も生きとる」

「どっちも、生存確認できとる時点で、
この社会、まだギリ生きとるんちゃうか」

――議論は終わらないが、今日はここまで。

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