はじめに
10年くらい前の話やけど、
今ほど悲観的な気持ちはなかった気がする。
正直、金はなかった。
せやけど、不思議と「詰んでる感じ」はなかった。
ワイは30代前半で若かったんもあるけど、
そんとき40代50代やった人らも同じこと思ってたはず。

ホワイトカラー“っぽい仕事”が、まだ普通にあった
あの頃はな、
WEB制作とか、ちょっとしたイラスト制作、軽めのプログラミング作業とか、
いわゆるホワイトカラーっぽい仕事がそこら中にあった。

ワイがまさにそんな感じやった。
給料はさほどやったけど、
ノラリクラリ気楽にやってた記憶がある。
ガチのエリートやなくても、
・HTMLできる、PHPとかちょっといじれる
・デザイン少しかじってる
・フォトショ・イラレなんとかなくいける
こんな程度でも
「仕事」として全然成立してた。
採用求人もようけあった。
給料は安かったけど、
「経験になる」
「次につながる」
そう思える余地があった。
けど今は
中途半端なスキルしかないホワイトカラーもどき人間は👇
- 非正規
- 業務委託
- 使い捨て前提
とりあえず食いつなぐ仕事はあっても、
積み上がる仕事が少ない。
これ、精神削りまんで。

今は「食いつなぐ仕事」はあっても、積み上がらん
まだ仕事はある。
バイトもある。
単発も、業務委託も、山ほどある。
せやけど
やっても、やっても、次に残らん仕事ばかり。
キャリアアップ?
正直、見えへん。

ワイみたいな氷河期世代の中年は特に厳しい。
とりあえず今月を乗り切る。
それを繰り返すだけや。
自分を磨く余裕も生まれず、
先細りの未来しか見えへん

YouTube・SNSとか、ネットビジネスとか“中途半端な幻想”
ワイもやけど、少し前まで、
いや、正確にはごく最近まで…
多くの人が同じ言葉を心のどこかで信じていた。
「ネットなら、なんとかなる」

会社がしんどくても、
給料が上がらなくても、
将来が見えなくても、
YouTube
ブログ
アフィリエイト
SNS
オンライン講座
コンテンツ販売
このへんに「逃げ道」や「逆転ルート」がある気がしていた。
冷静に見ると、多くの人が抱いていたのは、
・強烈な才能があるわけでもない
・毎日10時間やり続ける覚悟があるわけでもない
・でも、評価されたい
・でも、底辺扱いはされたくない
という、
中途半端な承認欲求やったと思う。
会社で評価されない。
社会的な肩書きも弱い。
でも「自分はもっとマシなはず」という感覚だけは残っている。
YouTubeやネットビジネスは、
その感覚を優しく肯定してくれた。
「好きなことで生きていける」
「個人の時代」
「会社に縛られない」
耳ざわりのいい言葉ばかりや。
現実は「才能・資本・継続力」の世界になりつつある
実際のところ、
YouTubeもネットビジネスも、
・才能(キャラ力含めて)
・初期資本
・圧倒的な継続力
・精神の強さ
・運
この全部を要求してくる。
しかも最近はそこに、
アルゴリズムとAIが加わった。
「そこそこ面白い」
「ちょっと役に立つ」
「まあまあ頑張ってる」
そのレベルは、もう無限に供給されている。
努力が足りないとか、
根性がないとか、
そういう話ですらない。
市場が飽和しすぎている。
ほんでや…
幻想が崩れたあとに残るものについてや
一番きついのは、
失敗そのものやない。
「自分は特別かもしれない」という感覚が壊れることや。
YouTubeもネットビジネスも、
ある意味では「救い」やった。
現実がしんどくても、
どこかで「ワンチャンある」と思える装置やった。
それが崩れたとき、
多くの人はこう思う。

「じゃあ、自分は何者でもなかったんか?」
と…
金が増えても、気持ちは軽くならへん
ちょっと話がずれてきてもうたわ…
ワイな、今のほうが、昔より金はあるねん。

東京おった時代は、固定費がエグすぎて一切貯金がなかった。
今は実家で、固定費抑えられる分まだマシなだけやけど。
それでもな、
・物価はひたすらに上がりつづけとる(王将の餃子・炒飯セットが余裕で千円越え…)
・新築はもちろん、築浅の家買うのすら夢のまた夢
・新車はもう無理
・無料やったもんが有料になりまくってる(WBCですら有料?)
・女見つける余裕なんかまったくおまへん
「これ以上、何が削られるんやろ」
って気持ちの方が先に立つ、と。
アメリカほどやないにしても、
こうもハッキリ中間層が削られていく現状をみてると、
ワイみたいな貧困層は、より一層厳しい立場に追いやられていくんやと思う。

ツライ。記事つくりながら吐きそうになるわ…
はっきりしてきた「分断」
最近、はっきりしてきた気がする。
・稼げる人
・優秀な人
・スキルを武器にできる人
この人らにとっては、今の時代は最高なんやと思う。
一方で、
・平均的
・器用でも天才でもない
・地味に生きてきた
こういう人間には、
逃げ道が少なすぎる。
貧乏人と、そうでない人間の分断は、
もう感覚のレベルで始まってる。
無料のエロすら、終わるんちゃうか
極端な話やけどな。
昔は
金なくても
ネット見てたら
エロコンテンツなんて、
完全無料が当たり前やった。
せやけど今は、
・規制
・年齢認証
・有料化
・サブスク
「娯楽ですら、金が要る世界」
に近づいてる気がする。
これ、地味にデカいし、キツい。

無料でも楽しめるサイトはまだ残ってるっぽいけどな。
知らんけど…
優秀じゃない人間の未来は、しんどい
正直に言うと、
優秀な人間には、
今の社会はボーナスステージや。
でも、
そうじゃない人間にとっては、
・削られる
・置いていかれる
・選択肢が減る
そんな未来しか見えへん。
努力が足りんとか、
根性がないとか、
そういう話やない。
社会の設計が変わっただけや。
それでも、昔を美化しすぎる気もする
ただな、
昔が全部良かったわけでもない。
給料安かったし、
ブラックも多かったし、
今思えば無茶もしてた。
でも、
「まあ、なんとかなるやろ」
って空気は、確かにあった。
今はその空気が、
ごっそり抜け落ちてる。

なんとかなりそうな未来が想像できん…

まとめみたいなもん
金がないことより、
未来が見えへんことの方が、
人はしんどい。
昔は
金がなくても
時間が味方してくれた。
今は
金があっても
時間が敵になる気がする。
それが、
この10年で一番変わったことなんかもしれん。








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