ワイはな、バイキンマンは好きではないねんけど、可哀想なやっちゃなと思うとるねん。

ワイがアンパンマンみたいな人生を送っとらんから余計にそうおもうのかも
住処はボロい、信用はない、応援してくれる人も少ない、何かやるたびに怒られる。
……社会から隔離され気味やし、絶対バイキンマン寄りやもん。家も汚いし。
せやから最近、ふと思った。
なんで人は、あんなにも当然のようにアンパンマン側につくんやろう?
なんで誰も、バイキンマンの生存環境を憂いたらんのや?
バイキンマン、冷静に見たら圧倒的弱者やろ
バイキンマンって、
- 生まれ持って「バイキン体質」
- 存在するだけで嫌われる
- 食文化すら合わん
- 住んどるのは孤島のバイキン城(そうやったっけ?)
- 家族構成不明、親の影も一切なし
- 愛情くれる存在はドキンちゃんくらい(けど食パン男を好いとる。なんでや?)
これ、どう考えても
グレる条件フルコンプや。
「悪いことするから悪者」
ちゃうねん。
最初から悪者に配置されとる人生や。
そりゃグレまっせ。

それでも人はアンパンマンを応援する
理由は簡単や。
アンパンマンは、
- 強い
- 正しい
- 優しい
- 分かりやすい
- 考えんでええ

一方、バイキンマンを理解しようとすると、
- なぜ孤独なんや?コミュ障なんか?
- なぜもの壊したり悪さ繰り返すんや?
- 承認欲求強すぎへんか?
- なぜ引き下がれんのか?
- 社会不適応者にもほどがあんで
を考えなあかん。
人は基本、そこまで他人にコスト払いたくない。
せやから
「事情のある弱者」より
「全部解決してくれる強者」を選ぶ。
アンパンマンは「優しい強者」やけど、強者は強者や
ここが一番の皮肉や。
アンパンマンって、
- 空飛べる
- 顔を配れる(原理は不明)
- 仲間が異常に多い(カレー男、食パン男、メロンパン女とか、彼らも強者側や)
- 社会的信用MAX
- 世界のルール側
完全に勝者のポジションや。
一方バイキンマンは、
- ルールの外
- 社会不適合
- 何をしても「ダメなやつ」
- 更生ルートなし
つまり、
アンパンマン世界は
「弱者に優しい」んやなくて
「秩序に従う弱者にだけ優しい」
そういう世界なんや。
なんでバイキンマンの環境は誰も心配せんのか
ちょっとくらいみんな心配したろうや…
子供のころからワイ思てたんや。
これ、答えは残酷や。
「バイキンマンの事情とか、そんなん考え出したら、正義が揺らぐから」や。
- 親おらんのちゃう?
- 愛情不足やったんちゃう?
- 生まれで詰んどらん?
これを考え始めると、
「殴って解決」でスッキリできへん
せやから
みんな無意識に目をそらす。
番組の構成上、
分かりやすい善悪が必要なんは分かる。
けど、これって――
現実世界も意外にそうやなかろうか?
知らんうちに、
「悪役」や「ポンコツ」に対して、
最初から色眼鏡で見てへんやろか?
事情を聞く前にラベルを貼り、
理解する前に距離を取って、
「しゃあないやつ」で片づけてへんやろか。
正義が楽な形を保つために、
誰かの背景を
見んかったことにしてへんやろか。

バイキンマン的に生きとるワイの本音
正直言うと、
- アンパンマンみたいになりたかった
- エエことして、正義側で拍手される人生がよかった
- 何しても「エエことしたな」言われたかった
でもな、
生まれと環境で
そうなれへん人間もおる。
せやからワイは、
アンパンマンを否定したいんやない。
ただ、
バイキンマンにも、
「殴られる前に話を聞かれる世界」
があってもええんちゃうか
って思うだけや。
絶望と、ちょっとだけの希望
現実はたぶんこうや。
- 世界はアンパンマン側につく
- バイキンマンはずっと叩かれる
- 「理解すること自体」コストが高すぎる
- 正義は雑やからこそ強くなれる
それでもな、
バイキンマンの気持ちを
「考えてみよう」とする人間がおる限り、
この世界は
完全な正義一色にはならん。
バイキンマンのような生活をしとる
ポンコツなワイは、
せめてそこだけは手放さんでおこうと思う。
殴られ役の人生でも、
考えることまで奪われたら終わりやからな。









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